本日も快晴!
ビュッフェでカリカリベーコンと、オムレツを食べる。パンケーキとクロワッサンが美味しい。この朝ごはんは本当に美味しい。でも現地の料理ではないけど…私、結局タイ料理ほとんど食べていない。
妹は
7時間スパの予定なので、朝10時スタート。本当は私も7時間スパをやりたかったんだけど、母はイヤだと言うし、その間母をひとりで放っておくわけにもいかないので、諦めた。実は私は宮崎のバンヤンツリースパに月1〜2回通っていて、7時間スパも受けようと思えば受けられないこともないので、妹に譲ってあげたのだ。今回の旅の代金合計の三分の二は私が払うことになっているし、まったく優しい姉でしょう?
妹が出かけた後、母とふたり、パトンビーチに行くことにした。タクシー(というかハイヤー?いわゆるタクシーは見かけない)の運転手に「何しに行くの?」と聞かれ、「タイシルク製品とか、ハンドクラフトとか…おみやげ」と答えると、「そういったものとかがあるファクトリーに寄ろうか?ジュエリーもたくさんあるよ」と言う。寄りたい気もするし、ぼられるんじゃないかとも思うし…結局支払いシステムもどうなってるのかわからないし(それを聞くだけの英語力がない)、現金の持ち合わせがほとんどなかったので、帰り道に気分が乗れば寄ってもらうことにして、まずはパトンビーチへ行くことにした。バンヤンツリーからだといったん島の中心部分に出てから改めてビーチの方へ向かう。山をひとつ越えるかのように坂をのぼっていくんだけど、この山を登りきったところで、真っ青な海が目に飛び込んできて、私と母は同時に「うっわ〜
」と歓声をあげた。「キレイキレイ!」まるっきり日本語なんだけど、運転手にも何に感動してるか伝わってるんだと思う。「でしょ?キレイでしょ?みんなそう言う」と彼もすごく嬉しそう。海はどこで見てもキレイだと思うんだけど、山間の緑にパッと青い絵の具を塗ったような、その色彩バランスに感動した。「来て良かったね」と母が言う。
1時にマクドナルドの前に迎えに来てね、と言い車を降りる。パトンビーチは雑多な町だった。
トゥクトゥクの誘いはしつこくないけど、全体的にプーケットタウンより少し高めに設定されている気がする。観光客だけがターゲットなんだろうな。雑貨屋で値段交渉をするが、なんだか高く感じてしまってなかなか踏み切れない。それでも小さな象模様のクッションカバーを色違いでいくつか買った。いかにもタイ〜な雰囲気のカバー。現金が底をついたが、日本円も持ってきておらず、カードが使えない店ばかりで困ってしまい、ATMでお金をおろす。便利だなあ。ガーゼのような真っ白い生地に手刺繍のかわいいツーピースも買った。
特別買いたいものもなく、ブラブラとビーチ沿いを歩いていると、ハーゲンダッツ
を見つけた。暑かったし、疲れたし、割高なのが腹立つしで、母がハーゲンダッツ大好きなこともあり、お店に入ることにした。私はストロベリーアイスとバナナジュースを混ぜてミキサーにかけたようなものを飲み、母はストロベリーチーズケーキを頼んだ。値段は日本と同等。このハーゲンダッツの隣にも仏塔があった。白くて結婚式のイメージ。
無性にマクドナルドのフライドポテトが食べたくなり、ハシゴした。
迎えの車に乗り込み、帰路につく。買い物欲が満たされなかったため、運転手のおじさんの言っていたファクトリーとやらに寄ってもらう。工場ってなんだろう。まあ工場直営のみやげ物屋ってことなんだろうけど。そんなことを思いながら、しかし着いたところはビックリ
な建物だった。とにかく新しくて近代的な大きな入り口。受付みたいなところがあって、ジュースを勧められる。お姉さんがひとり案内してくれるのについて行くと、体育館くらいの広さはあろうかという空間にきらびやかな宝石がずら〜りならんでいる。べらぼうに高い。母が言うには、「日本より少し安いかな、でもすごく安くはないと思う」実は私、以前から南洋真珠でしかも黒緑色のが欲しかったのでふむふむと見ていると、母が誕生日プレゼントに買ってあげるよと言うので、パールが散りばめられた三連のワイヤーネックレスと、二粒のパールがぶらさがっているピアスを買ってもらった
タイシルクとかカゴ細工や陶器もすごく綺麗でかつ品の良い物がたくさんあったんだけど時間がなくてゆっくり見られず残念だった。運転手のおじさんを信頼して、パトンビーチに行かないでここに長時間かければ良かった。
ホテルに戻り
いよいよスパへ!レセプションでチェックインし、詳しいメニューを選ぶ。母が裸になりたくないというので、母の方はツーピースに着替えてタイ式マッサージを90分間受けるという内容。私は30分間ターメリック&ハニーのスクラブをして、その後バリ式オイルマッサージを受けるという内容にした。それから内部へ案内される。ハーブティーを飲みながら写真撮影。
ほどなくしてオープンエアの東屋へ案内される。とにかく母の世話を見ないといけないので、ツインルーム。奥にベッドがあって、手前に足を放り出してくつろげる場所があり、なんともタイ風で美しくかわいらしく、大感動なんだけれども、あまりの感激に写真を撮るのを忘れてしまっていてとても残念。お水を飲んで、お香を選び(
大好きなサンダルウッドにした)、足浴しながら今日使うオイルについての説明を受け、マッサージの強さや、特に重点的にマッサージして欲しい部位についてリクエストする。この辺りの流れは日本のバンヤンツリーと同じなので、英語がよく聞き取れなくてもまったく困らなかった。そして母はツーピースに、私はバスローブに着替えて、奥のマッサージベッドに移る。日本と違うところは紙パンツをはかず、まったくの全裸になることくらいだろうか。
まずはスクラブ。屋外だから暑いかなと思ってたけど、日差しがなければ、風は乾いているので、まったく暑さを感じない。頭の中で極楽極楽〜と繰り返し思う。そういえばうつぶせになって頭を輪っか状の穴に載せるんだけど、輪の下に南国の花が置いてあって素敵だなあと思った。日本ではこの輪っか状のものが取り外しできる枕になっていて、少し不安定な感じがして首が緊張するので、これはこっちが良い。
隅にあるシャワーでスクラブを洗い流す。なかなか落ちない。それにしても人がいる状態で裸でシャワーを浴びるというのもなかなか変な状況だなと思うのだけれど、なんせここは極楽なので、それもありかなと思うとまったく気にならない。
続いてオイルマッサージへ。
いや〜もう気持ちよかったふくらはぎはもちろんのこと、意外と腕が疲れていたらしい。ひたすら、極楽〜天国〜ヘブン〜と頭の中でリピートする。お尻がまた気持ちいい。両側から挟みこむように揉みあげてくれるのは日本と一緒なんだけど、紙パンツをはいていない分ダイレクトに気持ちがいい。
オイルは洗い流さず拭いてもらうだけにして、天国気分も残念ながら終了。しばらくレモングラスのハーブティーやフルーツを食べながらくつろいで、お礼を言って、チップを渡して、東屋をあとにする。また来てくださいね、と言われ、もちろん、と答えた。休みがとれるものなら年に2〜3回来たいよ〜
結局マッサージの質は日本も同等、ただ雰囲気は圧倒的に勝利(日本のもそれはそれで本当に素敵なんだけど、なんせ高層ビルにあるのでここほどの開放感はないのだ)。でも日本ではもちろん日本語で話せるというメリットがあるので気疲れせずにすむ。総合判定は、引き分け。甲乙つけがたい。帰ったらすぐにまた行こうっと。旅に出る直前にも行ってきたのに…
メインロビーに寄り、メインダイニングのタイ料理レストランを7時に予約し、ヴィラに戻った。荷物の整理をする。明らかにスーツケースひとつでは入りきらない。プリッツやヌードルの買いすぎ。これらを紙袋に入れたが、不安はつきない。
6時頃妹も帰ってきた。とても感動している。私が何が何でも最高級スパへ行くのだ!と主張したのがわかってもらえて、私も嬉しい。感動のあまりスクラブやボディオイルやアロマオイルを買い込んできていた。
それからディナーの支度をする。ワンピースを着て、買ってもらったばかりのパールのネックレスとピアスをつけた。
小雨が降る中、7時ちょっと過ぎにレストラン到着。ワインは苦手なので、シャンパンを頼む。コース料理はなく、アラカルトで適当に頼む。とにかく海老海老海老。前菜は揚げ春巻き。母、感激。トムヤムクン美味しかった。妹が残したので、それまで食べた。サラダはソムタム。メニューになかったけど、妹がずっと食べたがっていたので、聞いてみると、できるということだったので頼んだ。でもこれは辛すぎてNG。かなり残してしまった。申し訳ない。メインは海老や野菜がチリソースみたいな辛いソースであえられているもの。これは美味しい!めちゃくちゃ辛いけど。こんなんだったら最初に辛さを聞かれた時に中くらいなんていきがらずに、マイルドって言っておけば良かった。これでも辛党なのになあ。最後に卵チャーハンが出てきて、美味しいんだけど、もうおなか一杯で一回しかおかわりできなかった
しかしデザートで失敗。プーケットのお菓子盛り合わせを頼んだけど、すべて食べられなかった。母の頼んだマンゴーアイスとなんとかかんとかはまあまあ。つくづくアイスクリームが好きな人だ。妹は前日私がルームサービスで頼んで感激したバナナカスタードプリンで満足気。まあ全体的に良い食事だったけど、冷静に考えてみるとどうかなあ。値段の割りに…ってとこはあるかもしれない。雰囲気にもお金を払っていると思おう。量的には各々一品ずつチョイスして、デザートだけ人数分頼んだんだけど、多すぎた。4人ならそれでいいかもしれない。
ヴィラに戻る前にもう一度ショップに寄り、プリッツを入れるためのバッグを買う。ファスナーがついていないけど、とにかく一番大きいものを買う。ヴィラに戻り、プリッツを入れてみたけど、かなりギリギリ
結局いくつかはあきらめた。ヴィラに帰ってきたとき手紙が届いていて、明朝の空港までのリムジンの時間のことが書いてあった。ありがたい。これを聞き忘れたなあ、電話で聞くと理解しづらいんだよね、と心配していたのだ。
最後に、と思いプールで泳ぐ
250mくらい泳いで、名残惜しいけれどプールとさようなら。シャワーを浴び、疲れ果ててベッドに入った。
帰りたくないよ〜という妹の声が繰り返し繰り返し聞こえてきた。